古典スタイル43


ザ・デプス DeepStar Six(1989・アメリカ)

深海のモンスター
深度1万メートルの海底でミサイル基地を建設中のクルーに未知の深海生物が迫る。大自然の脅威に曝される中、人為的なトラブルの連続で乗組員は危機に陥る・・・という話。エイリアン風の深海モンスターパニック。この時期同様の映画が流行って数本作られた。「13日の金曜日」のショーン・S・カニンガムの期待されたが、人間模様の多い内容で、問題のモンスターはラストに出るくらいでかなり間延びしている。またラストも13金パターンでバレバレか?同時期の「リバイアサン」の方が面白い!
ストーリー性・・・・☆☆
スプラッター性・・・☆
エッチ度・・・・・・・

インキーパーズ THE INNKEEPERS(2011・アメリカ)

幽霊の居るホテル
ニューイングランドの街にたたずむ古びたホテルが、その長い歴史に幕を下ろそうとしていた。ここでは昔、ある女性が結婚式当日に新郎に捨てられ、客室で首吊り自殺を図るという悲しい出来事があった。その日以来、花嫁衣装をまとった女性の幽霊が、新郎を探すかのように廊下をうろつきまわる姿を多くの客が目撃してきたという。そんなホテルを、閉館までの期間管理することになった、従業員のクレアとルーク。2人は興味本意から、幽霊の証拠を掴もうと調査に乗り出すのだった。そして、何も起きないまま数日が過ぎたある夜。誰も居ないはずのロビーからピアノの音色が響き渡り、地下室からはクレアを呼ぶ謎の声が。クレアはその声に導かれるかのように、謎の地下室へと続く、固く閉ざされた扉をあけてしまう・・・という話。後半近くまでこれホラー映画?と疑うような内容。その上ヒロインのテンションの高さに閉口?ラスト近くで内容が一変する。しかしそれまでが長すぎる・・・。前評判はいいようだが私には退屈な一本だった・・
ストーリー性・・・・☆☆
スプラッター性・・・☆
エッチ度・・・・・・
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ディスコード -DISCORD- The Pact(2012・アメリカ)

何かが居る家
アニーの母は異常なまでに神経質な性格で、幼いアニーと姉を過剰なほどの厳しい躾と折檻で自分のもとに縛り付けようとしていた。姉はそんな母に抗うようにして非行を重ね、アニーは一人立ちできる年齢になると静かに家を飛び出した。それ以来、母と絶縁状態にあったアニーだったが、突然の母の死をきっかけに再び故郷の土を踏むことに。そして数年ぶりに訪れた生家で、アニーは思いもよらない事態に直面する。生家で母の遺品を整理していたはずの姉が、すべての荷物を残したまま忽然と姿を消してしまったのだ。やがて姉の行方もわからぬまま母の葬儀を終えたアニーは、その夜自らの生まれ育った家で、身も凍るような恐怖の一夜を体験する。…それは、彼女の〈家〉と〈家族〉をめぐる忌まわしい物語の幕開けだった・・という話。出るぞ出るぞで70分ひっぱり、ラストは意外な展開。各方面での評判はいいが、ホラーマニアには疲れる1本!
ストーリー性・・・・☆☆
スプラッター性・・・☆
エッチ度・・・・・・
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アザーズ THE OTHERS(2001・アメリカ・スペイン・フランス)

幽霊達のいる屋敷
1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。使用人の募集をしていたグレースはさっそく彼らを雇い入れるが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める…という話。期待しないで見たらよい映画であった。幽霊は出ないのに怖い。戦死したはずの夫が帰ってくるあたりから、話の行方が見えなくなり、二転三転する展開からのラスト・・・逆転の発想!
ストーリー性・・・・☆☆☆☆
スプラッター性・・・
エッチ度・・・・・・
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リヴィッド LIVIDE(2011・フランス)

古いバレエ屋敷の惨劇
晩秋ー静かなハロウィンの日を迎えた小さな港町。母の自殺に心を痛めるリュシーは、陰鬱な記憶から逃れるべく新しい仕事を始めた。身寄りのない老人たちの元を巡り、身辺の世話をする訪問介護ヘルパーだ。指導役のミセス・ウィルソンと利用者の家を回るうち、車は田園地帯を抜けて大きな古屋敷に辿り着く。そこはかつて、厳格なバレエ教師として名を馳せた老婦人ジェセルの邸宅だった。ひとり娘のアナに先立たれた彼女は昏睡状態となり、今は寝室で死人のように眠ったまま。孤独と沈黙に支配され、薄闇のなかで主と共に朽ち果てるのを待つばかりの屋敷にリュシーは圧倒される。研修初日を終え、漁師をしているBFのウィルと合流したリュシーは、酒場で疲れを癒しながらジェセル邸の伝説を語る。資産家だった彼女は館のどこかに秘密の財宝を隠したー。素行の悪いウィルは悪友のベンを誘い、リュシーに強盗計画を持ちかける。最初は渋っていたリュシーだが、父が恋人との同棲を望んでいると知り、犯行に加わる決意をした。もし大金があれば、どこか遠くできっと自由気ままな新生活を始められるー。夜も更けた頃、ジェセル邸へ忍び込んだ3人は、ひとつだけ固く閉ざされた開かずの間を発見。鍵を入手し部屋に押し入ると、そこには死んだはずのアナが純白のバレエ衣装に身を包み、美しい人形のように佇んでいた。闇夜に悲しげなメロディが響き、ゆっくりと踊るように回転を始めるアナ。禁断の扉は開かれた。異次元の魔界と化した屋敷のなかで、想像を絶する惨劇の宴が始まろうとしていた・・・という話。『屋敷女』の監督コンビの作品だけに期待してみたが、内容は期待通り。バンバイアホラーとフレンチスプラッターの融合でこの作品はいい!
ストーリー性・・・・☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆☆☆
エッチ度・・・・・・
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Scary Or Die(2012・アメリカ)

5話からなるオムニバス
ある一室でPCに向かう人。その人が見るのは動画サイト。動画をクリックすると同時に始まるショートムービー集。ゾンビ、バンパイア、バラバラ殺人、人食いピエロ、さまよう女・・と続くオムニバス。5話目の話がラストのオチへつながる・・・。とはいっても全体には今ひとつ・・・
ストーリー性・・・・☆☆
スプラッター性・・・☆☆
エッチ度・・・・・・☆