マニアックな番外編5


狼の死刑宣告 Death Sentence(2007・アメリカ)

父親の復讐
妻と二人の息子と幸せな生活をおくる普通の男:ニック(ケビン・ベーコン)は、立ち寄ったガソリンスタンドでギャングの襲撃に遭遇し、目の前で息子を殺されてしまう。心の傷も癒えぬまま裁判を迎えるが、納得のいく刑罰を与えることができないことを知り、法廷で裁くことをあきらめる。その後、怒りと悔しさから計らずも犯人の少年を尾行し、自らの手で復讐し、殺害してしまうが、その相手はギャングのボスのたった一人の弟だった。暴力の連鎖を止められなくなってしまったニックは、愛する家族までも巻き込んでギャングとの、“戦争”に陥っていく・・・という話。昔の映画であったチャールズ・ブロンソンの「狼よさらば」タイプの作品。結構面白いんだが引っかかることが一点。ギャング達に自宅で襲撃され全員撃たれて死亡か?というシーン。トドメを刺さないギャング達。どのデスビデオを見ても、何発も撃ってトドメを刺しているのがギャング達なのに、映画の中ではやさしいのか?その為に再び復讐を許してしまう。別にあのまま全員死亡でジエンドのほうが後世に残る作品になったかもしれない?
ストーリー性・・・・☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆☆
エッチ度・・・・・
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パーフェクト・ゲッタウェイ A PERFECT GETAWAY(2009・アメリカ)

謎解き新婚旅行
地上の楽園ハワイ。その地で1組のカップルが殺され、“犯人も1組のカップルらしい”というニュースが流れる。時を同じくして、ハワイ観光を楽しんでいた3組のカップル。開放的な場所ゆえに共に行動していた6人だったが、そのニュースを聞くやいなや不穏な空気が流れ始め、全員がこの中の誰かが犯人ではないかと疑い始める。そして楽園は一瞬にして“地獄”と化し、衝撃の結末が訪れる・・・前情報無しで見ると結構難解、前情報ありで見ると後半には読めるパターン!ただひとつ、ビデオを見て犯人がわかるシーンは、最初からよく見ていないと意味不明になる・・・・
ストーリー性・・・・☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆
エッチ度・・・・・☆
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シンドラーのリスト Schindler's List(1993・アメリカ)

ナチスによるユダヤ人虐殺から多くの人を救った男
ナチによるユダヤ虐殺をまのあたりにしたドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、秘かにユダヤ人の救済を決心する。彼は労働力の確保という名目で、多くのユダヤ人を安全な収容所に移動させていくのだが・・・という話。スティーヴン・スピルバーグ監督が、念願のアカデミー賞を受賞した大作である。このアカデミー賞受賞という勲章が私に見る機会をなくしたようであった。NHKで先日シンドラーのリストというドキュメントを放送しており、その中にこの映画のシーンが流れた。そこで興味を持ち見たのであるが、これはまさに、ナチによるユダヤ人大虐殺のドキュメントのようであった。モノクロ映像で、虐殺シーンが強調され、その反面、殺されないように従順になる姿が印象的に表現されている。全体を通して感じたのは題名から連想される人間ドラマよりホロコーストに重点を置いた作品であったことだ・・・・
ストーリー性・・・・☆☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆☆
エッチ度・・・・・☆
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ゴッドファーザー The Godfather(1972・アメリカ)

シシリアンマフィアの実体を抉った名作
47年、ニューヨークでマフィアの抗争が激化した。敵対するタッタリア・ファミリーにドンを襲われたコルレオーネ・ファミリーでは、ソニーとマイケルの兄弟が戦いの中心人物となり・・・という話。いわずと知れたフランシス・コッポラの大作であり名作である。シシリアンマフィアのファミリーの話に自在した事件などを盛り込み、そして人間ドラマでありながら、当時では過激すぎるバイオレンスシーンが盛り込まれ後の映画に大きな影響を与えている。なによりもマフィア社会の冷酷無比さがひしひしと感じさせる映像は、文句の付けようがない!
ストーリー性・・・・☆☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆
エッチ度・・・・・☆
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マチェーテ MACHETE(2010・アメリカ)

バイオレンススプラッターアクション
罠にはめられ失職した一匹狼の元メキシコ連邦捜査官マチェーテ。不法移民嫌いの米政治家の暗殺を依頼されるが、それもまた新たな罠だった…壮大なる復讐シンフォニーが今始まる!!!ロバート・ロドリゲス監督が映画『グラインドハウス』で披露したフェイク予告編を、豪華キャスト共演で長編化したバイオレンスアクションである。全くヒーローらしくない男が主役だが、見ているうちにこの男がヒーローに見えてくるのは、彼の魅力と演出のよさだろう。内容的にはかなり過激である。ちなみに彼の名前に使われている「マチェーテ」とはナタのような剣のことで、南米あたりでの武器である。
ストーリー性・・・・☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆☆☆
エッチ度・・・・・☆
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アウトレイジ(2010・日本)

たけし監督のヤクザバイオレンス
関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す。そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた・・・という話。ヤクザ社会の上層部と下層部の展開をうまくミックスさせ、さらに過激な血みどろバイオレンスを織り交ぜた私に云わせると傑作。大筋の流れは「ゴッド・ファーザー」的な部分もあるが面白い1本である。
ストーリー性・・・・☆☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆☆
エッチ度・・・・・☆
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