あぶない系12

CULT12


フィギュアなあなた(2013・日本)

命を持った等身大フィギア
リストラを宣告され、ドン底の地獄状態に陥った孤独なオタク青年。迷い込んだ歌舞伎町の廃墟ビルで、一体の美少女フィギュアと出会う。柔らかい肌、暖かい皮膚、血管まで透けてみえるが、心音はしない。夢か現実か・・・フィギュア少女が、サイボーグ少女に変身・・・という話。フィギア好きのオタク男の妄想の映画。男の目的はただひとつ!SEXの相手。「ラースとその彼女」というリアルドールを彼女にした作品はあったがSEXどうのこうのはなかった。「人形人間デッドドヲル」もSEXの道具としての人形の話だがSEXをすると死んでしまうというホラー要素の強いもの。本作品のように、妄想によって人間に見える人形に対しここまで男の本音を現した作品も珍しい。佐々木心音さんのヘアシーンの話題が優先しているが内容は切なく結構シリアス。ラストは意味ありげで、私の解釈は道路を渡る佐々木心音さんを見たとき、彼の記憶がすべて彼女に代わったように思っている。理想の女性であったようだ。最後の屋上のシーンは車に跳ねられて死ぬまでの瞬間に見た夢か・・・はたまた最後の妄想か?尚ファンタジーAVといってもいい内容なので一人で見てください。賛否の多い内容だが、私は男性にはお勧めの1本であるといいたい。素直な気持ちで見ていただきたい・・
全裸シーンは裏サイトで
ストーリー性・・・・☆☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆
エッチ度・・・・・・☆☆☆☆☆
DMMで販売・・・フィギュアなあなた
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ソイレント・グリーン Soylent Green(1973・アメリカ)

1973年の製作された2022年の物語
。爆発的な人口の増加と環境汚染により、食料問題は深刻を極めていた。同年、ソイレント社は合成食品ソイレント・グリーンを発表。問題は解決に向かうかと思われたとき、同社の社長が自宅で殺害されているのが発見される。殺人課のソーンが捜査に乗り出すが、その背後には食糧危機打開のための政府の陰謀が渦巻いていた・・・という話。1970年代から見た未来2022年の物語。今見るとまるで違う世界が描かれてるがネット、モバイルも無い時代から見た未来なので現実との差は無理も無いだろう。テーマは人口増加、食糧難と大きな貧富の格差。女性を家具として扱える富裕層。そして老人の自由な尊厳死・・など。この時代の食料供給のために政府とソイレント社が原料として使用していたものは・・・後半にいくにつれ切ない話になり、ラストは予想外の展開!
ストーリー性・・・・☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆
エッチ度・・・・・・☆
DMMで販売・・ソイレント・グリーン
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空気人形(2009・日本)

心をもったダッチワイフ
古びたアパートで、持ち主である秀雄と暮らす空気人形――空っぽな、誰かの「代用品」。ある朝、本来持ってはいけない「心」を持ってしまう。秀雄が仕事に出かけると、洋服を着て靴を履いて、街へと歩き出す。初めて見る外の世界で、いろいろな人間とすれ違い、つながっていく空気人形。ある日、レンタルビデオ店で働く純一と出会い、その店でアルバイトをすることに。密かに純一に想いを寄せる空気人形だったが、彼の心の中にどこか自分と同じ空虚感を感じてしまう・・・という話。命をもったダッチワイフをSEXの相手にするような話ではなく、ダッチワイフが体験する恋や人とのふれあいなどを描いた内容である。ある意味期待はずれの感はある。とはいってもダッチワイフとしてのSEXの道具の行為は映し出されるので安易に見るのは注意が要る。
ストーリー性・・・・☆☆
スプラッター性・・・
エッチ度・・・・・・☆☆
DMMで販売・・空気人形
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失楽園(1997・日本)

不倫の末の心中
久木は出版社に勤め、それまでの雑誌編集から閑職の資料整理室勤務となり悶々とした日々を送っていた。市民講座で書道講師をしている女性と知り合い、互いに妻や夫のある身でありながら、ひかれあい逢瀬を重ねていく。2人の関係は、やがて互いの家族の知るところとなり・・・という話。現実にありそうで・・ないような内容。恋こがれ、逢いたくて逢いたくて相思相愛なのに、二人で居るときが寂しすぎる。そして暗すぎる。もっと楽しんでもいいのに・・と思ってしまう。二人のSEX描写が話題になったが、何か暗くさびしい内容からか、あまりエロさを感じない。そして最後の心中は何故死ぬ必要があるのか?と疑問さえ感じる。話題性のわりには今ひとつの感じがした!
ストーリー性・・・・☆☆☆
スプラッター性・・・
エッチ度・・・・・・☆☆☆
DMMで販売・・失楽園
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ビー・デビル BEDEVILLED(2010・韓国)

島民殺しの女
ソウルの銀行に勤める独身女性ヘウォン(チ・ソンウォン)は、トラブル続きの都会生活から逃れるように、子どもの頃に暮らした思い出の島にやってくる。 そこは、たった9人の住民が暮らす絶海の孤島であった。彼女を出迎えたのは、生まれてから一度も島を離れたことがない幼なじみのキム・ボンナム(ソ・ヨンヒ)。 人なつっこい笑顔でヘウォンの帰郷を喜ぶボンナムだったが、その表情の陰には、地獄のような苦しみに耐えてきた日々があった。 昼は村の老人たちに奴隷のようにこき使われ、夜は男たちの慰み者になり、夫からの暴力も日常茶飯事。ボンナムは、ヘウォンに「ソウルへ連れていって」と 懇願するが、面倒事を避けようと島を訪れたへウォンにとって、それは単なるわがままでしかなかった。そんなある日、ついに取り返しのつかない悲劇がボンナムを襲う。 その瞬間、美しい島を地獄絵図に変える悲劇の幕が開いた・・・・という話。過疎の島で島民達に迫害を受け耐える女。その女の心情がうまく描かれている。そしてついにプッツンし、殺人鬼となった女の行動。ラストのソウルのシーンは必要だったか?と思う!見ごたえありの1本!
ストーリー性・・・・☆☆☆☆
スプラッター性・・・☆☆
エッチ度・・・・・・☆☆
DMMで販売・・ビー・デビル
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アンチヴァイラル ANTIVIRAL(2012・カナダ/アメリカ)

セレブの感染した菌の売買
時は近未来。セレブのウィルスが高値で売買されるビジネスが成功していた。そのウィルスをマニアに注射する仕事をしている、注射技師シドは、希少価値の高いウィルスを外部に持ち出し、闇のマーケットに横流しする違法行為に手を染めていた。ある日、究極の美の持ち主ハンナが原因不明の重病に冒され、突然に死をとげる。実は、シドはその直前ハンナから採取したウィルスを自らに注射していた。そのウィルスをめぐる巨大な陰謀の真相究明に乗り出すのだが・・・という話。前情報なしで見ていると、ビデオドロームと重なる映画だなあ?と思えてきたらなんと、クローネンバーグの息子さんの作品だった。前半は不快な話・・後半はサスペンスタッチになる。それにしても変な映画!
ストーリー性・・・・☆☆
スプラッター性・・・☆☆
エッチ度・・・・・・☆
DMMでDL・・アンチヴァイラル